対小林(裕)六段戦
カテゴリ: 対局


11月10日(火)のC級1組順位戦、7回戦小林裕士六段戦。


私の先手で▲7六歩△3四歩▲7五歩から石田流を目指しました。

対して4手目は△8四歩。前回の小林戦(6月24日の対局)と同様に、

角交換型の将棋に進みました。直前の森内先生との将棋でもそうでしたが、

今回もやはり最新の構えである△8四飛型の将棋になりました。



小林戦1



対して、こちらは色々と試してみたい指し方があったのですが、

今回は一番ノーマルというか、昔からある指し方を選びました。




小林戦2



この▲5五銀(第2図)と出て▲4六銀と組みかえる指し方は、

いわゆる升田流で、升田幸三先生が名人戦で指した構想です。

昭和46年の第30期名人戦第6局、対大山康晴名人戦ですね。

将棋世界12月号(今月号)に棋譜が載ってます。

私の好きな将棋で、名局ですのでぜひ並べて欲しいと思います。


話が少しそれますが、最近升田先生の自伝や本を読み返してみたり、

升田先生の将棋を勉強しているので、頭の中は升田先生でいっぱい。

機会があればこの▲5五銀を指してみたいなと思っていました。



小林戦3



第3図は駒組みが進み、▲5五銀を▲4六銀~▲3七銀とひっこめたところ。

この▲3七銀型の美濃囲いは大山先生が得意としていて、

大山美濃と呼ばれていたそうです。(ですよね?)


狙いとしてはいったん玉を固めて後手の様子を見て、

相手の出かた次第で▲6六歩や▲4六歩など突いて行こう、

そんなところでしょうか。形勢はまったくの互角で、

公式戦で初めて指した形だったので、まだなんとも言えませんね。



実戦は第3図から△3三銀引▲3五歩(△同歩は▲7一角)△4四角と進み、

なんとも言えない難しい中盤戦へ突入して行きました。

はっきり優勢と思った局面もあったのですが、決め手がつかめず、

泥仕合のような終盤戦へ。持ち時間も少なく最後まで良く分かりませんでしたが、

中盤に得た貯金が残っていたようで、なんとか逃げ切ることが出来ました。


終盤の図面は週刊将棋に載るようなので、そちらを読んで頂きたいと思います。




全勝対決を制して、これで順位戦は7連勝自分でもビックリの結果です。

次の8回戦も全勝対決になったので、頑張りたいと思います





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編集 / 2009.11.11 / コメント: 5 / トラックバック: 1 / PageTop↑
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プロフィール

 七段 戸辺誠

Author: 七段 戸辺誠
S61年8月生まれ、29才、O型
竜王戦は4組、順位戦はB級2組所属
振り飛車党+左利きの将棋棋士です


<自由が丘・将棋教室> 

※ 2009年1月より、自由が丘にて将棋教室を開講。近所にお住まいの子供、将棋を始めたい&強くなりたい女性、お気軽にご相談下さい。
   
<お問い合わせ先> 
「tobe_school@yahoo.co.jp」

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